電動アシスト自転車 「Ａ to Ｚ！」 其の１２
電動アシスト自転車が誕生して、１０年あまり経ちました。発売された当初は、まだ高嶺の花で、ごく少数の方にしか利用されませんでした。その後、色々なメーカーより新車が発表され、各メーカー間で切磋琢磨して、確実に進歩していきました。
発売された当初は約１５万円ほどしていた価格が、今では約1/2程まで、コストダウン致しました。また、技術の進歩により軽量かつ長時間・長走行距離を可能にしました。 今では、街で普通に見られる生活サイクルとなりました。
ただ、技術の進歩と共に、「何が良いのか？」、「どういう機能が必要で有効か？」また、「各社どのメーカーのモノが良いのか？」と悩まれている方も多いかと思います。ここでは、電動アシスト自転車限定して、ルナサイクルなりの独断と偏見で評価したコメントをつけて、紹介いたします。また、電動アシスト自転車は、店内に在庫している車種を中心に紹介いたします。体感していただかないと、わかってもらえない自転車の為、もし、試乗希望の方はご気軽にお越しください。（天候にもよりますが、試乗ＯＫです）
（３人乗）子供乗せ電動アシスト自転車編
| リチウムイオンバッテリー搭載車種 ブリヂストン・アンジェリーノアシスタ ＤＸ | ||||
 ＢＳ アンジェリーノアシスタＤＸ ２２/２６インチ バッテリー：リチウムイオン バッテリー容量：6Ａｈ 定価（税込）：136、800円 標準モード走行：約58ｋｍ オートエコプラスモード走行：約98ｋｍ 充電時間：約３時間 重量：31.6ｋｇ |
 |
背もたれがリクライリング機構で可変でき、ヘッドレストが上下移動可能 | ６Ａｈリチウムイオンバッテリー | ◎ |
| スーパーエンジェルシート2.0 | ◎ | |||
| クラス２５対応パイプ後キャリア | ◎ | |||
| Ｓ.Ｐ.Ｅ.Ｃ.３ | ○ | |||
 |
アンジェリーノ スタンダード：4Ａｈ デラックス ：6Ａｈ ２タイプがあります (本品はＤＸの6Ahモデル) |
モードは「標準」、「強」、「オートマチックプラス」 | ◎ | |
| 簡易ハンドルロック・テモトデロックⅡ仕様 | ◎ | |||
| タイヤは22*1・1/2ＷＯ | ◎ | |||
| 新基準機対応モデル | ○ | |||
| 車体カラー：ＤＸは黒。スタンダードは７色 | ||||
| ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価 ★★★★ （満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする） 新基準機になって、登場した09・アンジェリーノシリーズです。スーパーエンジェルシートは「2.0」と示すようにバージョン2.0といったところでしょうか？今回のモデルチャンジでは変更点は見られません.。より完成度・満足度が高いと考えた方がよいかと思います。今回のモデルチェンジの最大の理由は「新基準対応」に出力制御が変更になった点です。今までは、「人力」：「機械出力」の割合が、最大でも「1：1」（ただし、時速15ｋｍ/ｈまで）だったのが、法改正によって、2009年度より最大「1：2」（ただし、時速10ｋｍ/ｈまで）まで機械出力が引き上げられた事です。子供を乗せての移動する自転車なので、この車種には「新基準」は望ましいと思います。そして、本年度よりアンジェリーノアシスタにはバッテリー容量が異なるスタンダードモデルとＤＸモデルが選択できるようになりました。「新基準」に伴うパワーＵＰは、バッテリー消費という相反する面も持ち合わせています。（「新基準機」はよい事ばかりではありません。）バッテリー消費は従来より早いハズです。容量ＵＰのＤＸモデルを設定は好感が持てます。 私がどうこう云うよりも、主婦の方の間で好評のアンジェリーノアシストです。使い勝手、完成度は高いと思います。バッテリー容量は各自の判断で選べば良いと思うので、ここで数字のことを議論するのは避けたいと思います。（バッテリー交換時に変更する事もできます。当然、互換性あります） |
||||
| リチウムイオンバッテリー搭載車種 ブリヂストン・ボーテアシスタ | ||||
 ＢＳ・ボーテアシスタ ２６インチ バッテリー：リチウムイオン バッテリー容量：6Ａｈ 定価（税込）：121,800円 標準モード走行：約58ｋｍ オートマチックモード走行：約98ｋｍ 充電時間：約３時間 重量：27.2ｋｇ |
 |
（幼児）三人乗りを前提に設計されたステンレス製プロムナードハンドル | ６Ａｈリチウムイオンバッテリー | ◎ |
| ワイドに設計されたハンドル | ◎ | |||
| クラス２５対応パイプ後キャリア | ◎ | |||
| Ｓ.Ｐ.Ｅ.Ｃ.３ | ○ | |||
 |
Ｓ.Ｐ.Ｅ.Ｃ.３の車輪センサー | モードは「標準」、「強」、「オートマチックプラス」 | ◎ | |
| 簡易ハンドルロックテモトデロックⅡ仕様 | ◎ | |||
| ライトは0.5Ｗ・ＬＥＤタイプ | ○ | |||
| 新基準機対応モデル | ○ | |||
| 車体カラー：５色 | ||||
| ルナサイクル・店長の独断と偏見コメント評価 ★★★★☆ （満点は★★★★★とする。ただし☆は★の1/2とする） ついに２００９年７月より、６歳未満の幼児に限り３人乗りが認可されました。前に紹介したアンジェリーノとこのボーテがＢＳでは３人乗り自転車対応車種の第一弾となります。見るからにフレームが頑丈そうで、強度だけではなく、乗り手（お母さん）が乗り降りしやすいようなフレーム（オープンワイドタフフレーム）形状をしてます。後キャリアも車体専用設計されたパイプキャリアで、当然クラス２５対応です。もっとも、ＢＳは近年よりパイプキャリアを採用したモデルをプロデュースしてきてたので、お得意の技といったところです。３人乗りの前提にされている車種なので、バッテリー容量は6Ａｈが標準です。アンジェリーナアシストＤＸ同様、３人乗りの意識した設定です。今年（2009）のモデルからＢＳの電動アシスト自転車ではＳ.Ｐ.Ｅ.Ｃというシステムを採用しております。Ｓ.Ｐ.Ｅ.Ｃ.３は前輪にスピードセンサーを取り付けて、ドライブユニットがギアとスピードを感知して、ギアにあわせて有効にアシストするシステムです。「スーパーラクラクワイドスタンド」や「テモトデロックⅡ」採用で注車時の安定性を確保してます。以前のモデルで、「テモトデロック」の時に誤操作の危惧を提言しましたが、新バージョンのⅡになって、２つの指（人差し指と親指）で操作しないとロックが掛からない仕組みに変更されているので、走行中の誤操作や子供さんによるいたずらの心配は無用になりました。 電動のバッテリー容量やハンドル、後キャリア。スタンドや駐輪時のハンドルロック機構。フレーム形状・強度を見ても良く考えられていて、３人乗り対応自転車の第一弾にふさわしい仕上がりをみせている自転車だと思います。 |
||||